カラフルなお土産が並ぶベイチェイ・マーケット。ビーズのバッグやアオザイもある
寺院風建物を舞台に笛や太鼓、弦楽、語りが一体となったウオーターパペットショー
緑が生い茂る島に長い階段があり、上りきったところにティエンクン洞窟の入り口
 今回は天候の理由で三亜(海南島)への寄港は中止になったためカイラン港に2泊した。ベトナム随一の景勝地のハロン湾はこのクルーズの目玉。ほとんどの乗客がハロン湾の一日ツアーに参加した。
ハロン湾クルージングの出発地ベイチェイ・ボートターミナルには観光船や漁船、小舟がいくつも並び観光客や現地の人で賑わっていた。雑然とした港の雰囲気と三角ワラ帽子をかぶる人を見て、自分がベトナムにいることを感じた。観光船に乗り込み出航する。すぐ小舟が近づいてきて乗客に果物や野菜を売り始める。アジア特有の物売りだ。売れないとすぐに近くにいる観光船へと素早く移動。身のこなしの早さに唖然とさせられる。
紺碧とも翠玉ともたとえられる不思議な色彩をたたえたハロン湾の水面を朝日がキラキラと照り付ける。彼方にぼんやりと浮かぶ岩々が見えてくる。旅行ガイドブックでよく表現される水墨画の光景とはこのことなんだと実感する。湾内には3000もの奇岩が海からそそり立っている。赤茶けた岩肌にあらわになっているところに緑の木々や雑草が茂り荒涼とした風景にも安堵感がある。世界遺産に指定されているハロン湾内に小さな村があった。村人が暮らす場所は水上ハウス。犬も猫も水上生活、子供たちが集う学校だって水上ハウスだ。
幻想的な景色を楽しんだ後、ベイチェイ・ビーチへ。ベトナム独特の歌と水上人形劇を観賞した。人形劇のオープニングに爆竹がパパンと鳴り、突然の音に驚かされた。水面をアヒルがくねくねと泳いだり、人形がジャンプしたり、龍から水が噴き出したり…。人形は幕の後ろで10人ほどの男女が器用に操っている。歌や語りはベトナム語だが言葉がわからなくても十分楽しめる。夕暮れ時、ベイチェイ橋の美しいライトアップに見送られコスタアレグラは出港した。
立ち寄った水上ハウスは家よりも広い生簀を持ち、魚や蝦などの養殖業で生計を建てている
南国特有のカラフルなトロピカルフルーツや椰子の実も並び船から船へと販売
遠く蜃気楼のように浮かぶ島々。行き交う船も風情を一層駆り立てる

【コスタ アレグラ】
● 総トン数:28,500トン
● 全長/全幅:188/26メートル
● 乗客定員/乗組員数:924/400人 
● 就航:1992年(2006年春改装)
● 船籍:イタリア
● 問い合わせ:オーバーシーズトラベル http://vacation-ota.co.jp/costacruise/
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