

カリブ海にある島セント・マーチンで新しい埠頭の工事が始まった。完成は今年の11月の予定である。完成すればセント・マーチンは北東カリブ海で最大のクルーズ港となることになる。これは2009年より巨大客船がセント・マーチンに寄港する為の準備である。 埠頭を作るといっても巨大な資金が必要となり、セント・マーチンが必要な資金を捻出するのも簡単なことではない。そこで、この埠頭の工事にはカーニバル・クルーズラインが3450万USドル、ロイヤル・カリビアンが1000万USドルの資金を融資している。この埠頭は22万トン・クラスの客船が2隻同時に寄港することが出来る大きさとなり、最大級のハリケーンにも耐えられる建物になる予定である。現在の埠頭には最大4隻の客船が寄港することが出来るし、更に沖止めによる客船の寄港も可能である。 カーニバルとロイヤル・カリビアンが融資するにはそれなりの理由がある。それはこの2社がその港を使用する優先権が与えられることである。これからセント・マーチンに寄港する客船が増えることと巨大客船が増えてくるがはっきりしている状況ではこの優先権はとても重要となってくる。 カーニバル・グループが新埠頭の1つと既存の埠頭の3つ、ロイヤル・カリビアンが新埠頭の1つと既存の埠頭の1つの使用が保証される。2社以外の客船は沖止めにするか、2社の客船が寄港していない時に寄港せざるを得ない。カーニバルとロイヤル・カリビアンはそれぞれ年間77万人近くの乗客をセント・マーチンに連れてくることを約束している。2006年にオランダ領内の港を訪れたクルーズ客は合計140万人で、乗客が陸上で消費した金額は約2億2400万USドル、クルーズ会社が費やす費用は年間約4億USドルにのぼる。 |