■アップ・トゥ・デートされたクイーンエリザベス2
船内ツアーのはじまりはQueens Roomにおけるキャプテンの挨拶から。レセプションなど船内のフォーマルなイベントが行われるラウンジがQueens Room。最新の客船らしく、明るく開放感があります。船内というよりはロンドンのプレミアムクラスのホテルロビー、と表現した方がわかりやすいかも。ただし、実際にこのくらい広いロビースペースを有したホテルは、ロンドンにはありませんが。

シアターはすり鉢型を導入し、見易さと臨場感を追求した作りになっています。写真右は、Illuminationsと名づけられたプラネタリウムを併設した劇場。デッキではなく、船内で星をながめるというミスマッチな贅沢が、、、待ってます。さすが15万tクラスの客船ですが、メガシップの先輩ロイヤルカリビアン・ボイジャーシリーズのような、「これでもか!」「ここは客船ではなく都市」的なダイナミックな空間利用ではなく、メガシップの利点と伝統的な雰囲気をうまく調和させたところがキュナード流。

メインレストランとなるBritannia Restaurantです。こちらも流行の吹き抜けを中心に据えた複層構造を採用していて、かなり「派手で華麗」。左の写真はレストラン最上階、2~4名用のテーブル席が中心です。静かに、内々でというゲスト向き。隣の写真は、最上層から一番下のフロアを見下ろした様子。ラウンドテーブルで賑やかにディナーを求めるゲストはこちらへ。ヒトコトで言うと、華麗なる一族・イギリス版。足を踏み入れるには、少々の英会話能力とジョークのセンス、それと勇気が要るかも。

この船の建造にあたりベンチマークは?もちろん、それはクイーンエリザベス2。その女王も就航40年を経過して、当時最新鋭を誇った設備も相対的な競合力を失くしつつあるなかで、現代の技術と消費者の嗜好を反映させた新しいクイーンはどうあるべきか? その答えがこのクイーンメリー2であり、従来のファンを裏切ることなく、かつ新しいファンを獲得するという難題をクリアしました。クイーンメリー2はアップ・トゥ・デートされたクイーンエリザベス2と考えて間違いありません。
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