伝統xモダンがこの船のテーマ【QM2試乗レポートpage2】
最近のイギリスのトレンドに則り、デザインは新旧巧みなバランス。
2007.03.05

■伝統xモダンがこの船のテーマ
セキュリティーゾーンを抜けたスペースの壁面には、「長く華麗な伝統と歴史」さりげなくゲストにアピールする仕掛けとしてキュナード社歴代の客船ポスターが掲示されています。キュナード社のクルーズを購入するということは、大航海時代に遡る同社の歴史の一部を共有できる、ということは600万円は安いかも、、、?と思わず納得してしまいそうな上手い演出。
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さらに足を踏み入れると、さらなる伝統を意識させる仕掛けが。ちょっとしたスペースに掲げられた歴代の国王・女王の壁画やブロンズ像、先代クイーンメリーの写真、今ではあまり見かけなくなったイギリスの旧式郵便ポスト等など。この企みは、今は引退しロングビーチに係留されているが、戦前前後を通じて大西洋航路で活躍した先代QMの船内に迷い込んだ印象を与えるのは、容易いことです。
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吹き抜け構造のレセプションをはじめ、船内インテリアは赤いカーペットと木目で構成。本来なら暗く、古びた印象になりがちなカラーコーディネーションですが、良く見ると、赤いカーペットは躍動感のある幾何学模様が織り込まれていたり、伝統的な木目家具に添えて斬新なデザインによる透明アクリル製のテーブルスタンドが置かれています。ちょっとした斬新さとハズし技を加え、巧みに「新しい英国感」をプラスして、若い世代にも居心地の良さを提供しています。個人的には、バージンアトランティック航空の空港ラウンジを連想。
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