北太平洋の女王・氷川丸 日本郵船が10億円をかけ再公開へ
2008年春を目標に補修に着手
2007.01.31
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日本郵船は、昨年12月に一般公開を終えた横浜山下公園の氷川丸を、2008年春を目標に再公開すると発表した。

3月に引渡しを受けた後、約一年間をかけ、現在の繋留場所である山下公園で老朽化の著しい個所の補強や補修を中心とした船体の修繕、内装の修復、桟橋の補修工事を行うという。その予定補修額は10億円を超える見込み。


氷川丸は、日本郵船の社船として、三菱横浜造船所において建造され、1930年(昭和5)年に竣工。一等船室など船内の随所に、1925年パリ万国博で発表されたばかりの、アール・デコ様式のインテリアが採り入れられ、オーシャンライナー全盛期の優美な船型と、一流シェフの料理をはじめとする最高のサービスが相まって、「北太平洋の女王」と呼ばれた。

1932年(昭和7年)には、喜劇王チャーリー・チャップリンが、1937年(昭和12年)には、英国皇帝ジョージ6世の戴冠式に出席された秩父宮ご夫妻が、横浜港まで乗船された。
戦前から戦後を通じ北太平洋を238回横断し、延べ25,000人余の乗客を運んだ氷川丸は、1960年(昭和35年)10月に現役生活を引退し、横浜市の「横浜港開港100周年記念事業」の一環として、1961年(昭和36年)生まれ故郷の横浜港・山下公園に係留されていた。