

ロイヤルカリビアン社は8月31日、スペイン最大の客船会社プルマントゥール(本社・マドリード)の買収で合意した。株式の取得価格は4億3000万ユーロで、年内にも一連の手続きを終え、完全子会社にする。米国船社が欧州船社を傘下に置くのは同社が初めて。 年内にカリビアン社傘下に入ることが決まったプルマントゥールは、1971年の創業。旅行業と6隻の客船運航を事業の2本柱とする。旅行業はスペインマーケットを対象としたカリブ海や南米方面への海外旅行の企画と販売、ラテンアメリカマーケットを対象とした各種欧州ツアーの販売などに強みを持つ。 クルーズ事業は、ここ数年で取り組みを強化、中型の中古船を積極的に買船し、地中海からカリブ、南米などへ運航海域を広げてきた。関連事業として航空機3機を保有し、自社の海外旅行で利用するほか、成長分野のフライ・アンド・クルーズの足としても使っている。 今回の買収についてRCLのリチャード・フェイン会長兼CEOは、「プルマントゥールの獲得は、欧州やラテンアメリカでの当社のプレゼンスを大いに高めることだろう。3つのクルーズブランドを展開することで、これまで以上に当該エリアでの早い成長が期待される。当社の傘下に入った後も、プルマントゥールは独立したブランドとして運航を続けることになる」と談話を発表した。
|