コスタクルーズ 新造船コンコルディア就航
健康と癒しをテーマとした大規模スパが登場
2006.07.12

コスタコンコルディア

イタリアのコスタクルーズの新造船コスタコンコルディア(112,000トン、定員2860人)が6月末、イタリアのフィンカンティエリ造船所から引き渡された。コスタ最大の客船となるコンコルディアは関係者へのお披露目や命名式といったセレモニーの後、14日から営業運航を始める。

同船は地中海クルーズに配船され、チビタベッキアを出る9泊でデビューする。その後は、同港を母港とする7泊の西地中海クルーズに就航、ウィンターシーズンも地中海でクルーズを実施することを想定して、冬場対策も準備したとしている。例えば、4つあるプールのうち2つに稼働式の天井を取り付け、全天候型プールとして利用できるようにした。

また、健康と癒しをコンセプトとした、フィットネスやジム、エステなどの施設を充実させた。その中核となる「サムサラスパ」は、2階建て1900平方メートルの大型施設で、このサービスを存分に楽しむための専用キャビンもある。

さらに、コスタは92,700トンの新造船を2隻発注したことを発表した。姉妹船となる2隻は09年春と10年秋にそれぞれデビューする予定。同船は1,130キャビン中の6割強がバルコニー付きとなり、同社で最も高い比率となる見込み。船内設備では、コンコルディア同様に「サムサラスパ」を設置し、「クルーズ史上最大のウェルネスセンター」を目指すとしている。

現在11隻を保有し、今回の発注分を含め2010年までに4隻という積極的な造船計画を発表しているコスタ社CEOペル・ルイージ・フォスキ氏は「ヨーロッパのクルーズマーケットは円熟期にあり、新しいコースやサービスが求められている。新造船の投入で様々な顧客ニーズへの対応を行い、マーケットでの地位を確立したい」と話している。